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マレーシア留学 費用

マレーシア留学の費用|期間別・形態別の実額と内訳【2026年】

最終更新日:2026-08-07

マレーシア留学の費用を調べると「1か月25万円」「年間160万円」といった数字が出てきますが、これらは前提が異なるため単純に比較できません。語学留学か大学留学か、滞在先が寮か外部物件か、期間が何か月か。この記事では費用を項目に分解し、期間別・形態別に積み上げたうえで、実際に削れる部分と削れない部分を示します。

費用の内訳:3つの固定費と1つの変動費

マレーシア留学の費用は、次の4項目に分解できます。①学費、②滞在費、③食費・生活費、④渡航前費用です。

このうち①学費と②滞在費が総額の大部分を占めます。③食費・生活費は生活スタイルで変動しますが、マレーシアではローカルの食事が安いため、削ろうと思えば大きく削れる項目です。④渡航前費用は航空券、保険、ビザ関連、教材で、目安として20万円程度です。

重要なのは、②滞在費の選択が総額を最も大きく左右する点です。学生寮、ホームステイ、シェアハウス、単身のコンドミニアムで、月額は倍以上変わります。

留学費用の内訳(月額の目安/1RM=39円換算)
項目月額の目安削減の余地
学費(語学学校)月5万〜15万円△ 一括申込で割引がある場合あり
滞在費(学生寮)約RM1,250(約4.9万円)○ 寮/外部物件で選択
滞在費(外部物件・シェア)約RM900〜(約3.5万円〜)○ シェアで大幅減
食費月1.5万〜2.5万円◎ ローカル中心なら大きく削減
交通・通信・雑費月1万〜2万円
渡航前費用(一時)約20万円△ 航空券の時期で変動

語学留学:1か月22万〜42万円、半年で約115万円

語学留学の費用相場は、1か月あたり22万〜42万円程度です。中央値としては27万円前後が目安になります。半年間なら約115万円、1年なら200万円前後を見込んでください。

この幅の主因は滞在形態と学校のグレードです。学生寮やシェアハウスを選び、食事をローカル中心にすれば下限側に、単身のコンドミニアムを借りて日本食中心の生活をすれば上限側になります。

注意点として、期間が短いほど1か月あたりの単価は上がります。渡航前費用(航空券、保険、ビザ関連で約20万円)は期間にかかわらず一定額かかるため、2週間の留学では総額に占める割合が非常に大きくなります。逆に半年以上になると、1か月あたりの実質単価は下がります。

費用を抑える具体的な方法として、まとめて申し込むと授業料が割引になる学校があります。期間を決めているなら、1か月ずつ延長するより最初から一括で申し込むほうが安くなる場合があるため、見積もり時に確認してください。

語学留学の期間別費用(渡航前費用約20万円を含む総額)
期間総額の目安1か月あたり実質単価
2週間約35万〜45万円割高(渡航前費用の比重大)
1か月約42万〜62万円約22万〜42万円
3か月約86万〜146万円約22万〜42万円
半年約135万円前後約19万円前後
1年約220万円前後約17万円前後

大学留学:年160万〜330万円が一つの目安

大学留学は、学費と生活費を合わせて年間160万〜330万円程度が目安とされています。ただしこの幅は非常に大きく、大学によって学費も生活費も4倍以上の差があります。「マレーシアの大学は安い」という一般論で予算を組むのは危険です。

費用が高くなるのは外国大学の分校(ブランチキャンパス)です。たとえばモナッシュ大学マレーシア校のコンピュータサイエンス学士は年間RM53,280。1リンギット=39円で換算すると年約208万円です。これに生活費が加わります。ただしこれは、オーストラリア本校に留学する場合と比べれば抑えられた水準です。

一方、マレーシア国内の私立大学や、ツイニングプログラム(マレーシアで一定期間学んでから提携先の外国大学に編入する)を使えば、費用はさらに下がります。マレーシア国内で完結して外国大学の学位を取る3+0プログラムという選択肢もあります。

滞在費については、学生寮が月約RM1,250(約4.9万円)、外部物件が月約RM900(約3.5万円)程度が目安です。学生寮のほうが高いケースがあるのは、設備や立地、食事の有無が異なるためです。

奨学金も検討してください。日本学生支援機構(JASSO)や、留学生を支援している自治体の制度を利用できる場合があります。大学独自の奨学金を用意しているケースもあるため、出願前に確認する価値があります。

インター校:年RM12,000〜145,000、6%サービス税に注意

子供のインターナショナルスクール進学は、費用の性質が語学留学・大学留学と異なります。単年ではなく数年〜十数年続く固定費になるためです。

年間学費はRM12,000〜145,000。1リンギット=39円で換算すると約47万〜566万円です。バジェット帯(年RM12,000〜30,000)、ミドル帯(RM30,000〜60,000)、プレミアム帯(RM60,000〜125,000)に分かれます。

最も見落とされやすいのがサービス税です。2025年7月1日以降、年間RM60,000を超える学費部分には6%のサービス税(SST)が課されます。対象は国籍を問わず全生徒(マレーシア人のOKUカード保持者を除く)で、授業料だけでなくEAL(英語補習)費用や新入生の出願料・入学金も課税対象に含まれます。学校の提示額は税別表示が一般的です。

さらに、出願料、入学金(RM5,000〜20,000程度)、施設維持費、制服、教材費、スクールバス、課外活動費が加わります。年間の実負担は表示学費の1.2〜1.4倍が目安です。

そして学年が上がるほど学費は高くなるのが一般的です。小学校段階の学費で予算を組むと、中高で超過します。入学時ではなく卒業までの総額で判断してください。

費用を抑える5つの方法

実際に効果のある節約方法を、効果の大きい順に挙げます。

最も効果が大きいのは滞在形態です。単身のコンドミニアムからシェアハウスや学生寮に変えるだけで、月2万〜5万円下がります。次に食費。ローカルの食堂は1食RM8〜15で、日本食レストラン(1食RM40〜80)の3分の1以下です。3食すべてローカルにすれば月1万円以上変わります。

3つ目が学校の一括申込割引。4つ目が航空券の時期選択で、繁忙期を外すだけで数万円変わります。5つ目が奨学金です。

逆に削るべきでないのが医療保険です。マレーシアの公的医療は外国人には実質使えず、民間医療が前提になります。非市民の民間医療サービスには6%のサービス税も課されます。保険を削ると、病気やけがの際の自己負担が深刻になります。

また、為替の影響も無視できません。学費はリンギット建てです。1リンギット=30円前後だった時期と比べ、2026年8月時点では約39円。同じ学費でも円換算では3割ほど高くなっています。数年前の記事の円換算額をそのまま信じないでください。

  • ①滞在形態を寮・シェアにする(月2万〜5万円減)
  • ②食事をローカル中心にする(月1万円以上減)
  • ③学校の一括申込割引を確認する
  • ④航空券の繁忙期を外す(数万円減)
  • ⑤奨学金(JASSO・自治体・大学独自)を検討する
  • ※医療保険は削らない。公的医療が使えないため必須

見積もりを取るときの確認項目

エージェントや学校から見積もりを取る際、次の項目が含まれているかを必ず確認してください。含まれていない費用が後から出てくるのが、予算超過の最大の原因です。

特に注意すべきは、見積書が「学費のみ」なのか「滞在費込み」なのかです。同じ「1か月25万円」でも、前提が違えば実際の総額は大きく変わります。

また、エージェントによっては現地でのサポート費用が別途かかる場合があります。「サポート料無料」を掲げるエージェントは学校からの紹介手数料で収益を得ている構造のため、無料であること自体は問題ありませんが、どこまでが無料の範囲かは確認してください。

  • 学費に教材費・試験料が含まれるか
  • 滞在費は寮/ホームステイ/外部物件のどれを前提としているか
  • 食事が含まれるか(ホームステイの場合は要確認)
  • 空港送迎、初期セットアップ費用の有無
  • 医療保険が含まれるか、補償範囲はどこまでか
  • ビザ申請費用と手続き代行費の負担者
  • インター校の場合:6%サービス税、入学金、制服、バス、課外活動費
  • エージェントの現地サポート費用の有無と範囲

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出典

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よくある質問

マレーシアの語学留学は1か月いくらですか?

1か月あたり22万〜42万円程度が目安で、中央値は27万円前後です。この幅は主に滞在形態(学生寮・シェアハウス・単身コンドミニアム)と食事スタイルで決まります。加えて渡航前費用(航空券・保険・ビザ関連)として約20万円が別途かかります。

マレーシアの大学留学の費用はいくらですか?

学費と生活費を合わせて年間160万〜330万円程度が目安です。ただし大学によって学費も生活費も4倍以上の差があります。外国大学の分校は高めで、たとえばモナッシュ大学マレーシア校のコンピュータサイエンス学士は年間RM53,280(1RM=39円で約208万円)。ツイニングプログラムや3+0プログラムを使えばさらに抑えられます。

留学費用を安く抑える方法はありますか?

効果が大きい順に、①滞在形態を学生寮・シェアハウスにする(月2万〜5万円減)、②食事をローカル中心にする(月1万円以上減)、③学校の一括申込割引を使う、④航空券の繁忙期を外す、⑤奨学金(JASSO・自治体・大学独自)を検討する、です。ただし医療保険は削らないでください。公的医療が外国人には使えないためです。

インターナショナルスクールの費用は学費だけですか?

違います。年間RM60,000を超える学費部分には6%のサービス税が課され、さらに出願料、入学金(RM5,000〜20,000程度)、施設維持費、制服、教材費、スクールバス、課外活動費が加わります。年間の実負担は表示学費の1.2〜1.4倍が目安です。学年が上がるほど学費も上がるため、卒業までの総額で判断してください。

短期留学のほうが割安ですか?

逆です。渡航前費用(航空券・保険・ビザ関連で約20万円)は期間にかかわらず一定額かかるため、期間が短いほど1か月あたりの実質単価は上がります。2週間の留学では総額に占める渡航前費用の比重が非常に大きくなります。半年以上になると1か月あたりの単価は下がります。

数年前の記事の費用は参考になりますか?

円換算額はそのまま使えません。学費はリンギット建てで、1リンギット=30円前後だった時期と比べ2026年8月時点では約39円です。同じリンギット額でも円換算では3割ほど高くなっています。リンギット建ての金額を確認し、最新レートで自分で換算してください。

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